[卵料理のコツ]
卵は加熱すると固まります。この性質を利用して、いろいろに使い分けることができます。なによりも新鮮な卵を使うことがおいしい卵料理づくりの基本ですが、他にも知っていると便利なコツがあります。
・使う直前に割りましょう!
卵は鮮度が落ちないように、使う直前に割ります。殻を割る時は、平らなところに打ちつけてひびを入れた方が、細かい破片が落ちにくくなります。
・泡立てないように溶きほぐします。
卵をボールに割り入れ、箸の先を底につけたまま「こ」の字を書くようにします。溶いた卵は、一度こすと見た目が美しく、口当たりがなめらかに仕上がります。器に流した時に、表面に浮いた泡もていねいに取り除きます。
・ゆで卵は室温に戻してから!
ゆで卵を作る時は、冷蔵庫から出してすぐの冷たい卵をゆでると、ひび割れの原因になります。しばらくおいて室温に戻してから使います。卵は水から入れ、沸騰するまで箸でころがすと、黄身が中心に仕上がります。ゆで時間は半熟で5〜6分、固ゆではその倍が目安です。それ以上長くゆでると、黄身の外側が黒ずんでしまいます。
・ためらわず強火で!
フライパンは十分熱してから油を入れましょう。油は多めに。目玉焼き以外は、煙が出るくらい熱しても大丈夫です。(くれぐれも火事にはご用心)
・蒸す時はふたの内側に布巾をかけて。
蒸す時は必ずふたの内側に布巾をかけます。ふたの裏側に溜まった水滴が料理の表面に落ちるのを防ぎます。はじめは強火で、1〜2分したら弱火で火が通るまで。竹串をさして澄んだ汁が浮いてくれば蒸し上がりです。火が強すぎたり、蒸しすぎると「す」がたって、見た目も悪く味も落ちます。